こんにちは、atsumoです。
突然ですが、あなたはあなたの「字」に自信がありますか?
また、その理由はなんでしょうか?
もしかすると、「自分は字が下手だから…」と、自信を持てない人が多いかもしれません。
でも、字を書くときの上手い下手の違いって何によって生まれるのでしょうか。
もしかしたら、これがわからないことこそが下手を生み出してしまう理由になっていて、
逆にそれがわかれば、自信が持てるものに近づけていけるのかもしれません。
というわけで今回は、上手と下手の違いや、上手な字の条件について考えていきましょう。
「上手」と「下手」の意味
まずは、言葉に注目して、
上手と下手の意味をそれぞれ確認してみましょう。
まず上手については、
物事のやり方が巧みで、手際のよいこと。また、そのさまやその人。
(goo辞書より引用)
と説明されています。
一方、下手については、
物事のやり方が巧みでなく、手際が悪いこと。また、そのさまや、その人。
(goo辞書より引用)
と説明されています。
日ごろよく使う言葉ではありますが、
このように文字で表されると新鮮味がありますよね。
この定義を踏まえると、書き方が巧みであったり、手際良く書かれた字が上手、
そうでない字が下手になると考えられます。
・・・
しかし、これでは終われません。
幅広く説明しているこの表現ではふんわりしていて、実践的では無いですよね。
というわけでここから僕がより深く考えてみたいと思います。
「上手な字」と「下手な字」の解釈
実際のところ、どんなものが「上手」とされ、どんなものが「下手」になってしまうのか。
そもそもの字の意義や機能について思い出してみると、
字を繋げた文章を書いて感情や考えを残すこと、相手に伝えることですよね。
つまり、記録として機能しなかったり、伝えたいものが正しく伝わらないような字では、書けていないのと一緒とされてもおかしくないのです。
したがって、他の文字と混同することがなく判別可能で、スムーズに読めることが前提の条件だと思います。
また、日本語の場合は、「とめ」「はね」「はらい」が文字ごとにきちんと決まっていますよね。
これは、大昔から変わらないわかりやすいルールです。
とめ、はね、はらいを意識して書くことで、自然と細部まで生きているような字を書くことができ、メリハリもつきます。
ただ見やすいだけでなく、技術や知識を持つ人が意図的に書いているように見えることで、より「上手」が感じられるのではないでしょうか。
少しそれますが、上手は「うわて」とも読みます。
「うわて」だと感じる人のものは「じょうず」に感じるのかもしれませんね。
話を戻しますと、全体としてのバランスがくずれていないことも重要です。
とめ、はね、はらいは、一つの文字を流れるように書く過程で自然に残るものでもあります。
したがって、バランスの良い一文字の中でとめ、はね、はらいがはっきりと区別されていること
が一つの上手な字なのではないでしょうか。
上手な字は必ずしもこれだけではないと思います。
例えば、今まさにこの画面上に表示されているような字は、とめ、はね、はらいが一部省略されていたりしますが「下手」では無いと思うのです。
デジタルの世界の文字には様々なフォントがありますよね。
フォントは、そのフォントたる特徴を共通で持たせつつ、
あらゆる組み合わせにおいてもバランスがくずれないように作られています。
この、いくつかのルールを守って作るということがポイントだと思います。
つまり、実際の手書き文字においてもとめはねや太さ、ふくらみや角の有無などのルールを一貫して守って書くことで、よく考えられた「上手」な文字になると考えられます。
というわけでここまで長くなりましたが、上手な字を一言で言うと、
意図が感じられ、バランスの良い字と言えるのではないかと思います。
まとめ -「上手な字の条件」
上手な字のための条件は、
他の文字と混同することがなく判別可能で、スムーズに読めること
を前提として、
・「とめ」「はね」「はらい」など、メリハリを持たせて書くこと
もしくは
・あるルールを一貫して守って書くこと
+
・一文字の中でのバランスがとれていること
・他の文字とのバランスがとれていること
つまり、
意図が感じられ、バランスの良い字であること
であると導きました。
こうしてみると上手な字を書くためには、当然ただ手を動かすだけではいけないのだと思います。
ペンで字を書くことが少なくなった僕ですが、意図を持って、意識して上手な字を書けるようがんばりたいと思いました。
今回はこの辺で!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。
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