今回のテーマはついにきました、「エモい」です。
近ごろ若い人の会話の中でよく聞くようになった言葉ですね。
実際に使ってみると、なんだかおしゃれになったような気分になる「エモい」ですが、
実際のところどういう意味があるかわかりますか?
「エモい」の正体を明らかにする行為自体が「エモくない」
のかも知れませんが、これが僕のしごと。
そんなわけで今回は「エモい」の意味や、「エモさ」を感じるものについて考え、まとめてみたいと思います。
よろしくお願いします。
「エモい」の意味
まずは「エモい」と言う言葉の語源から。
「エモ」という日本語では聞き慣れない響きから予想できると思いますが、
英語の「emotional(エモーショナル)」から来ています。
emotionalの和訳を調べると、
感情に動かされやすい,感情的な,情にもろい,感激しやすい,感情に訴える,感動的な,感情の,情緒の
引用元:https://www.google.co.jp/amp/s/ejje.weblio.jp/content/amp/emotional
と出てきます。
emotionalの「エモ」を使った「エモい」は、
感情が動かされたときに発する言葉だということがわかります。
なお、語尾の「〜い」は形容詞形ですので、正確には「感情を動かしたものの性質」を表していると言えます。
使われかたとしては、
「このギターソロ、超エモい」といった感じで、
美しくもクールな音楽を聴いた時や、綺麗な景色を見たときに発する感じです。
日常において、感情は常にどこかしらの方向に動いているかと思いますが、
その中でも、良い心の動きを感じた際にでる言葉だと断言できると思います。
「エモい」の再定義
それでは、「エモい」ものとは何かということから、その定義をさらに深掘りしていきたいと思います。
感情が揺さぶられ、感動する「エモさ」を持つものというと、先ほどもあげましたが、
目で見る風景と耳で聴く音楽が有力だと考えています。
その中でも、僕なりにこんなものと出会った時に「エモさ」を感じるのではないかというものをあげてみます。
こんなものが「エモい・・・」
・美しい景色、音楽。
・自分がちっぽけに感じたり、包み込まれていると感じるようなスケールの大きいもの(例:夕焼け、雨、壮大な音楽など)。
・ドラマチックなもの。特に自分がドラマの主役であるかのように感じるシーンやエフェクト(例:夜景、ぼやけた光)。
・自分のこれまでの人生を思い出すような景色(例:故郷の街並み)。
・強い共感を感じるもの(ボーカルが命を燃やすように感情を込めながら歌っている曲)。
・響きのあるギターソロやその他演奏(→振動が関係している?)。
・エフェクトのかけられた音声(→振動が関係している?)。
・その他のポジティブな言葉にならない感情を抱くもの。
こんなところでしょうか。
共感を得ていただけるものはありましたでしょうか?
こうしてあげた気づきとしては、エモい状況は言葉にするのが難しいということ。
もしかするとエモいは、それまではただ「・・・」と言葉を失うしかなかったような感動を、その感動を維持させたまま表現することのできる言葉なのではないでしょうか。
「エモい」を一言で
最後にどうしても「エモい」を一言で表したい!
ということで、上であげた内容の共通点を抽出し、
・・・
エモい
「風景や音楽、人の心などとの強い一体感や共感、共振を感じられるもの。」
と定義したいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
理解をすることが難しいとされる言葉だと思いますので、「全く違うじゃないか!」ということもあるかもしれません。
しかし、開き直ると、そのとき感情が動かされているのは他でもない自分。
誰にも自分の感じる「エモさ」を否定することなどできないのではないでしょうか。
みなさんも、そう感じたときは躊躇せず自分の気持ちに正直に「エモい」と発してみてください。
もしかしたら、隣にいる人と、表面的な言葉では得ることのできない素敵な共感を感じ合うことができるかも知れません。
今回はこの辺で!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。
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