
今回は、絵についてのお話です。
僕は趣味で人物をモチーフにしたイラストを描くことがあるのですが、
ずっと引っかかっていたことがありました。
それは、
「人の全身の描き方について、きちんと理解できてない」こと。
誰かから正式に教わったわけではなく、
人の身体は複雑に見えるので、
自分の描き方が正しいのかどうかもわからないまま、
手探りで時間だけをかけて描いていました。
それを放置していたら、気づけばイラスト制作に対して消極的になっていて、
楽しさよりも不安の方が勝つようになっていました。
そんなとき、思いがけずXで”一筋の光”が流れてきたんです。
体育座りの描き方 pic.twitter.com/WwMdnORwwY
— お絵かき講座パルミー (@palmie_oekaki) November 20, 2025
『お絵描き講座パルミー』との出会い
日頃イラストのTips系のポストをよく見ているからか、
絵の描き方のポイントのポストが流れてきたのでしょう。
その投稿の内容が的確でわかりやすかったので、詳細をのぞいてみました。
すると、それはWeb上で動画の教材を見て、絵の描き方が学べるというサービスとのことでした。
僕はポストの内容が的確だったことでなんとなく信頼できる感じがして、
そのまま登録してみました。
そこで目に飛び込んできたのがこちら。
『毎日一緒にジェスチャードローイング』との出会い
この講座はスケッチブックと鉛筆だけ用意すればよく、
1日約15分×30日で、動きのある人物の全身が描けるようになるという内容でした。
おもしろいのは、ただ写実的に描くのではなく、
”魅力やポイントが伝わる絵”を描けるようになることをゴールとしている点。
つまり、このテクニックを応用すれば、手本なしでもポーズが描けるようになるんです。
これは、オリジナルの制作がしたい僕にぴったりだったので、
迷わず開始しました。
ちなみにヌード編とありますが、モデルさん(男女とも)は水着を着ていらっしゃるのでご安心を。
他にも衣服編や誇張することをテーマにした編もありましたが、
人体の構造から学べるので、初心者の方にとってはこちらからのスタートがいいかなと思います。
1日目──最初の1分スケッチ
さっそく、スケッチブックと鉛筆を用意して、ノートPCで動画を再生。
僕の机は折りたたみ式でスペースが狭いのですが、
PCのキーボードにスケッチブックを載せながらでも問題なくできましたよ!
動画の尺は、先ほど書いた通り1本15分程なんですが、
ほとんどがポーズを見ながら描く時間なので、
やってみるとあっという間です。
というよりも、初めは
もっと時間ちょうだい!
と誰もが思うはずです。
初回の内容は、概要の説明のあと、「まあ一旦描いてみよう!」という感じで、
難しさもつまづきポイントもありませんでした。
では、説明はこの辺にして、
ここで記念すべき1日目・1回目の絵をどうぞ。
※1分で作成

いかがでしょう・・・笑
ま、ま、ま、1番始めはこんなものですよね!(1分ですし!)
これ、実際に描いてみると、何を見てどう描けばいいのかわからなすぎまして。
とはいえ制限時間はあるのであわあわ手を動かしたところ、
“妖怪絵巻の絵”みたいになりました。笑
ただ、1つの講座の中で9ポーズ描けるので、
”偶然いい感じ”に描けたものもありました。
※2分で作成

※2分で作成

とはいえ、これはひたすら輪郭を拾っただけで、
構造を理解した描き方(=どんなポーズにも対応できる描き方)とは全然違うんですよね。
2〜10日目──”ごちゃ混ぜ”の期間
継続すること10日。
ここまでの講座の内容は、
観察の仕方や描き方のコツを学びながら数をこなすかたちです。
毎回講師の先生も一緒に描いてくれて、それがもちろん超上手なんですが、
イラストに関係のない話をゆるくしながら進行していて、
それが緊張をほぐしてくれました。
こういった学習教材ってなんとなく堅苦しさがあるイメージがあって、
それは継続することのハードルになる気がしてたんですけど、
この講座ではびっくりするくらい緩くて
この感じ唯一無二なのでは、と思いました。
ーーとまた紹介はこの辺にして、
10日目の絵を見ていただきましょう!
※どちらも2分で作成

・・・むむむ、
どうでしょう。
手法を学んでいる最中で、
元々の自分の癖やスタイルが一旦ばらけてしまい、
ごちゃ混ぜになった結果、何でもなくなった感じ。
やりたいことは見えつつあるけれど、恐れている感じ。
むしろ1日目のほうが・・・
と思った方もいるかもしれませんが、
先生曰く、こういった、一見後退してるように思える瞬間もめちゃくちゃ大事とのことでした。
今の僕はバネが一気に伸びる前の縮んでいる状態なんだ
そう信じて続けることにしました。
11〜20日目──光が見えはじめた
ここまでくると、少しずつコツがつかめてきて、
ますます楽しみながら描けました。
毎回の講座の最後や要所要所でしっかり描き方のコツも教えてくれるのがありがたいです。
そんな19日〜20日の絵がこちら↓
※2分で作成

※どちらも2分で作成

※1分で作成

お!
1〜10日目にはなかった
”いきいきした感じ”が出始めています。
頭の中でも、人の構造がなんとなく”立体で見えるようになった”感覚もありました。
なんだかちょっとトンネルの終わり、光が見えた気がします・・・!
ちなみに15秒でも、どんなポーズか判別できるものは描けるようになってきています。

これが30日目にはどこまで到達しているのか、楽しみです!
30日目前──生命感がでてきた
21〜29日目は、さらにもう一段楽しくなりました。
線が一発でビシッと決まることが増え、
”鉛筆を滑らせることが気持ちいい”感覚がありました。
その気持ちも乗ってか、描く絵たちもいっそう生命感を帯びてきたかなと思います。
また、どんな形がかっこいい、綺麗なのかがわかるようになってきて、
見たままを写すところからたまに抜け出して、より魅力的な形にアレンジする
ということもでき始めました。
※いずれも2分で作成(メモ除く)

※いずれも2分で作成

※2分で作成

※2分で作成

・・・ちょっと30日目の驚きを先取りしてしまったかもしれません。
ですが、これらの絵はどれも
2分で描いたもの
だということを次の項まで覚えておいていただければ!
30日目──1分でここまで描けるようになった
ついにこの日が来ました。
30日間、夢中で描き続けました。
気づけば描いたポーズは累計300ほど。
でも、正直最後まで楽しさしかなかったので、
あっという間にも感じました。
最後の絵を描いてる途中、頭の中ではむしろ
もう終わってしまう・・・(ホロリ)
とさえ思っていました。
ではでは
そんな30日目、
最後に描き上げた絵をご覧いただきましょう。
あ、大事なことを忘れるところでした!
今から見ていただく絵は、
1分で描いたものです!
1分というのは、2分の半分なので(笑)、
2分よりもとても難しいということです!
それでは、ご覧ください!
・・・
・・・
※1分で作成

※1分で作成

ワーーー!!!
いかがでしょうか?

どちらも1分ながら、1日目と比較すると
- 構造を理解している感じ
- メリハリをつけられている感じ
- 少ない手数で表現できている感じ
を感じていただけるのではないでしょうか。
実際に、
30日を迎えた僕の”ものを見る目”は、1日目とは別物になっていて、
テレビや街中の人も「構造」で見えるようになり、
人以外も同じような構造で見えたり、
頭の中でも自然にポーズを想像できるようになりました。
時々、突然ポーズの一部が頭の中を通過することもあり、
ある意味まずいかも?と思ったり笑
なんて言いながらですが、
僕は結論として今回の講座を受けて本当に良かったと思いました!
今回の学びはイラスト制作に役立つこと間違いなしなので、今後の制作にワクワクしていますし、
前向きな気持ちになれて嬉しいです。
と、感動の最終回を迎えた感があるのですが、
なんとパルミーにはあと250を越える講座が用意されているとのこと。
・・・
まだまだ絵が上手くなれるなんて嬉しい!!笑
まとめ
今回、パルミーの1講座「毎日一緒にジェスチャードローイング」を経験して、
以下のメリットがありました。
- 人を描くことが恐くなくなった(むしろどんどん描きたくなった)
- 種類の線を使いこなせるようになった
- どんなポーズの模写にも対応できるようになった
- オリジナルのポーズを考えられるようになった
パルミーというサービス自体もとても良くて、
- 堅苦しさがなく楽しく続けられる
- 講座数250以上(全身・パーツ・表情・色など豊富)
- プロの添削や資料が充実
- UIがとても見やすく使いやすい
と、続けられる仕組みが作り込まれていました。
今回あらためて、
絵を描けるようになることは
ものを見る目が変わること
だと実感しました。
紙の上で上手に絵が描けるだけでなく、日常の風景の見え方がおもしろく変わります。
もし
- 子どもの頃絵が好きだった方
- 絵に苦手意識を持ってしまった方
- 無心で集中できる趣味が欲しい方
そんな方がいらっしゃったら、
この講座は本当におすすめです。
とっても嬉しいことに、1週間は無料で体験ができますよ!
僕も次は表情のドローイングを学ぼうと思っています。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
またお会いしましょう。
いいねをいただけると、明日の活動の励みになります🙇





記事へのコメント