今回のテーマは、「ポップ」。
J-pop やポップカルチャーなどという言葉に入っているポップですが、
どんな意味があるか、あまり考えたことがない人も多いのではないかと思います。
というわけで、今回はポップとは何かについてまとめてみたいと思いますす。
それではいってみましょう。
ポップとは
ポップとは、ご想像のとおり英語が元になっていますが、
元になる英語は1種類ではなく、複数あります。
一つは、popular(ポピュラー)のpop。
つまり、一般的や、大衆的、時流にのっている、広く知られているなどの意味があります。
音楽のポップスやJ-popに含まれるポップもこのpopのことで、
人気がある全ての音楽がpopといえるとのことです。
それで表しちゃっていいのかという感じもしなくはないですが、便利な言葉ではありますよね。
バンド形式のグループで、もともとロックバンドという認識であっても、
テレビに多く出るようになったり、あたりさわりのない音楽をやるようになると、
「◯◯はJ-popだ」といわれることがありますが、
広く大衆的に受け入れやすい音楽をやるようになった!という意味があったんですね。
音楽以外、芸術においてもポップアートというものがあります。
これは、大量生産・大量消費社会をテーマとして表現する現代美術の運動のことです。
もう一つのpopは、飛び出す、ポンとなる、急に動くという意味を表す英単語のpopです。
こちらは、音からもイメージできる意味ですよね。
弾けるような、生き生きした感じです。
ポップコーンや、アイスクリームのポッピングシャワーに含まれるポップは、このポップです。
音や見た目に弾ける要素があるものの名前にはこのポップが使えそうです。
ポップなものを作る
ポップなものが広く大衆的に受け入れられるものであるとすると、
今流行しているものの特徴を捉えて製作するものに取り入れるということが有効だと思います。
その際、流行の流行の基準としてはテレビで頻繁に見かけるかどうかと考えるのがよいのではないかと思います。
テレビは年齢など関係なく見るものですので、刺激があるものは放送されません。
ポップなものとして受け入れられるようにするためには、刺激や不安を与える要素を排除する必要があると思います。
特に、キャラクターなど象徴的なものは印象に残りやすく受け入れやすいでしょう。
配色に関しても、彩度の高い色のものがより生き生きして華やかに見え、万人受け入れやすいものになると思います。
先述したポップアートでは、大量生産される商品や、テレビなどに打ち出される広告などを批判する意図をこめているものがあります。
一方で、そのような大量生産・大量消費社会の風景を、山や海などにかわる新しい「風景」ととらえ、
商品や広告を淡々とあるいは美しく「風景画」に描こうとしたものもあるそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ポップの意味を始めて理解した人もいるのではないでしょうか?
ポップは、わかりやすさがありながら、その成り立ちや用いられ方などを考えると複雑な気持ちにもなりました。
ポップなものは間違いなく人気がありますが、
ポップだから好きという人はあまりいないのではないかと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。