こんにちは、atsumoです。
今回のテーマは「模写」。
模写は、絵画やイラストを再現することです。
僕自身、やりたいと思いながら、費やすエネルギーが大きいような気がしていてなかなかできていません。
今回は、僕や同じような方が一歩踏み出すためにも、模写の魅力についてまとめていきます。
模写について
他者の作品を忠実に再現、あるいはその作風を写し取ることでその作者の意図を体感・理解するための手段、方法です。
日本画や仏画においては古くから訓練、修行として、また絵画の精神性・様式・技法の伝達などを目的として模写が行われているそうです。
古くから行われている実績ある訓練ということで、説得力がありますね。
『ひまわり』などで有名な画家のゴッホも、日本の浮世絵を模写しています。浮世絵から学んだ表現を作品に取り入れたと言われています。
模写の利点
では、次に模写の利点についてまとめてみます。
一つは、作者の意図を知ることができるということです。
絵画やイラストにはほとんどの場合、まず始めに「〇〇の美しさを伝えたい」などの作者の意図があり、
それをさまざまな表現や工夫によって一枚の絵にまとめあげられています。
つまり、意図と作品の印象は強く関連しています。
作品の意図というものは多く語られないことがほとんどですが、
逆に作品を再現することによって、その結果や過程で意図にたどり着くことができると考えられます。
また、意図に対して実際にどのような表現をするかについては、作者の個性や感性が強く関係してくると思います。
表現をたどることで、作者という人間をより深く知ることもできるかもしれません。
「〇〇したい」という意図と、実際に用いる表現の繋がりも、自分のものとすることができるでしょう。
表現を獲得するためのポイント
表現を自分のものとするために重要なことがあります。
それは、言語化するということです。
頭の中や紙の上などで文字に起こすことができない何かは、絵に描くことはもちろん、発音したり話すこともできません。
しかし、その何かの部分部分を言葉で表現したり、タグ付けをしたりすることで、人に説明したり、絵で表現することができるようになります。
実際に何かの絵を見て描き写す際、複雑でない部分は意識せずとも頭の中で言葉に直すということができており、再現ができているのだと思います。
これが一瞬のため、感覚(センス)のように感じるのではないでしょうか。
この、言語化というものを意識して細かくできれば、複雑に見えるものの再現ができるようになったり、より多くの学びを得ることができるのだと思います。
まとめ
今回は、模写についてまとめてみました。
何かの真似をすることは一見退屈に思いますが、時に自力ではなかなかたどり着けないインプットを得ることができる重要なことだと思いました。
僕も、これを機に模写をしていきたいと思いました。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。