突然ですが、デッサンはご存知ですか?
美術の一環で、絵を描くことだとは知っていても、何をすることなのか知らない人や、少し難しそうと思い抵抗がある人もいるかもしれません。
今回は、一緒にデッサンについて学びませんか?
それでは、行ってみましょう。
デッサンについて
デッサンは、対象物をじっくり観察して、紙と鉛筆を使用して描き起こすことです。
美術的な取り組みであるので、描くこと、描く力が全てのように思いがちですが、
デッサンのポイントはよく観察することです。
ここでものの形や質感、それからものが置いてある空間やそこでの存在感など、さまざまな情報を見て取ります。
そして、観察したものを平面に再現していくことで、形をとらえる力や立体感や質感を表現する力、光や陰影を表現する力を身につけることもできます。
デッサンの道具
鉛筆
鉛筆の硬さについて、10H〜Hが硬め、2B〜9Bが軟らかめ、F・HB・Bが中間の硬さです。
硬いものは薄く、軟らかいものは濃く描くことができます。
4H〜4Bまでの鉛筆を準備すると良いそうです。
木炭
摩擦によって粉を紙に擦り付けることで描きます。
空間から量感、質感、細部までの幅広い表現が可能です。
日本で使われている代表的なものは伊研のNo.360、No.200だそうです。
芯抜き
天然の枝を焼いたものである木炭の中心には、水の通り道である道管があります。
道管は発色や定着が悪いため、このワイヤーを通して内側を削り、その後、ブラシを通します。
練りゴム
消す=白で描くことに使います。押し付けて模様をつけたり、転がしてトーンを調整することにも役立ちます。
擦筆(さっぴつ)
細かい部分を擦ってぼかしたり、鉛筆や木炭を馴染ませたりするために使う、紙でできた道具です。
フィキサチーフ
接着剤(アクリル樹脂)をアルコールに溶かしたものです。
定着剤の含まれていない木炭を支持体に定着させるために使います。
デッサンのやりかた
あたりを描く
鉛筆を寝かせて、モチーフの接地面や輪郭のあたりをとります。
中心線を引く
モチーフの真ん中に中心線を引き、向きや位置を決めます。
形をとる
大まかな輪郭線と、面の変わりを意識して描き入れます。
陰影をつける
面に意識をして全体に陰影つけていきます。陰はモチーフにできる暗さ、陰は床にできる暗さをいいます。
描写する
表面の質感を描き込みます。
仕上げ
全体的に明るさや陰影のつき方を調整します。
木炭の粉をつけた上から擦ったり叩いたりすることでさまざまな表現が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
少しでもデッサンに興味を持っていただけたら嬉しいです。
絵が上手くなるだけでなく、思いがけないなところでその成果が発揮できるかもしれませんよ。
今回はこの辺で!
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。