先日、映画の特集番組を見ていると、個人的にとても興味深い映画が紹介されていましたのでご紹介します。
2020年8月28日(金)より公開されている
「ようこそ、映画音響の世界へ」です。
こちらの映画は、映画作品の音楽、声、効果音など、
映画を彩る様々な「音」 がどのように作られ、どういった効果を生んでいるのかをドキュメンタリーとしてまとめた作品です。
予告編からもわかるのですが、驚きの一つとしては、
映画に登場する物から出る音というものは、必ずしも本物ではないということ。
より迫力を出したり強く印象に残させるために、全く別のものによる音を使用したり、複数の音を組み合わせるといったことが行われているそうです。
映画の世界に没入している間は考えもしないですが、
よくよく考えると、どうしてもマイクを出演者や音源の近くに置けない場面もあるでしょうし
実在しない物の音は0から作る必要があるんですよね。
これは映画音響の世界、相当奥が深く、ドラマがありそうです。
また、本編では、映画は映像と音の二つでできていると説明されていたり、
音は感情・イメージに直結しているという言葉が出てきます。
音は普段耳に入り続けているものですので、無音の場所は不安になりますし、
思い返せば、不意に心が動いて鳥肌が立つようなときは必ず音を耳にしていた気がします。
僕は目から受け取る情報に関しての重要性についてはたびたび書いてきましたが、
音に関しても、無いことが考えられないほど重要なものでした。
もしかしたら、僕たちがあの映画のあのシーンで感動したのも音の仕業だったのかもしれません。
ぜひ、これを映画館で確かめてみたいと思いました。
皆さんも、もしこちらの映画が気になったら映画館へ足を運んでみてください。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。
映画「ようこそ、映画音響の世界へ」
公式サイト(http://eigaonkyo.com)