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「透けて見える」について

印象

 
 
こんにちは、atsumoです。

 

今回のテーマは「透けて見える」ということについて。

 

避けて見える≒透明なものといって思い浮かぶのは、水や窓、クリアファイル、空気などでしょうか。

 

透明にすることにはどのような効果があり、どのような使い方ができるのか、考えてまとめてみたいと思います。

それでは、いきましょう。

 

 

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透明感について

透明とは、物体の反対側や内部にあるものが透けて見えることです。

この透明さは光に対して、吸収や錯乱を生じないために実現します。

 

そのため、透明さには度合いがあり、曇りがかかっているものを半透明ともいいます。

 

比喩として様々な意味・文脈でも用いられる概念で、

心や見た目が透き通っているという意味で、人物に対しても「透明感がある」という使い方をすることもあります。

 

「透明感のある女優」などと使われているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

次からは、主に人ではなくものについて考えていきます。

 

 

透明感の効果

次に、いろいろなものに透明感を持たせることによってどのような効果が得られるかについてまとめてみたいと思います。

 

平面の場合

資料などで使う図形がイメージしやすいと思うのですが、

図形の透明度を上げることで画面に層を作ることができ、

限られたスペースでより多くの情報を込めることができるようになります。

 

具体的には、図形の透明度を上げることで、その背面の図形や文字も見ることができるようになりますし、

透けた図形の色味が奥の要素に重なることで、前後関係も見て判断することが可能です。

 

図形などの要素どうしが完全に離れている資料よりも一つ次元が上がったような資料にすることができます。

 

イラストでも、透明感を描けるようになることで、立体感やリアリティが大幅に上がると思います。

例えば、透明な水しぶきを描くためには、向こう側の景色と、光の反射や陰の部分も描く必要があります。

透明感があって、光輝くので、人の心を惹きつけるものになると思います。

 

 

立体の場合

海は透き通っている方が綺麗ですよね。

透き通っていることがわかるのは、底の砂の色がわかるからです。

 

物体も透明感のあるものは、立体感を認識しつつ、後ろに広がる景色を見ることができるので、純粋さや綺麗さを感じるものになりやすいと思います。

 

また、見せたい部分を見せるという使い方もできます。

例えば、イヤホンなどの電子機器。

あえて外装部品を透明にして、中身の複雑な基板や部品などを見せるということがあります。

性能を重視する人にとっては、見た目でその性能の高さを感じられるため人気があります。

普段見慣れない部分が見えるという新鮮さもあり、デザインの特徴にもなり得ます。

 

 

透明な素材は複数あり、この種類によって光の屈折率が異なり、見え方や受ける印象も異なってきます。

 

よく使われるプラスチックは、物にかざしても見え方の変化が小さく、樹脂っぽさを感じてしまうでしょう。

これにはチープな印象をうけたり、心理的にプラスへ働きにくい可能性があるので、

処理や着色などの工夫が必要になると思います。

 

また、透明感のある素材は中身が密になっている特徴があり、面や切り口の処理によって、光がキラキラと反射するようにすることができます。

これが、透明なものの綺麗さの理由の一つだと思います。

 

透明感と、光の反射の要素に意識して素材と形を考えたいですね。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

皆さんも、絵を書いたり物を作る時、透明感を出すということを試してみてください。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それではまたお会いしましょう。

 

 

atsumo

理工系の学部を卒業し、メーカーの生産技術職を経てデザインの道に進みました。僕と同じような人がデザイナーやクリエイターを目指したり制作活動をすることの力になりたいと思っています。
デザイン全般のお仕事もお待ちしています。

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