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「高性能な色」とは何か考えてみました。

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こんにちは、atsumoです。

 

今日、職場でこんなことがありました。

 

先輩が、2枚の印刷された紙を持ってかけ寄ってきました。

 

商品について購入した人に説明するためのもので、

1枚が水色、もう1枚がグレーです。

 

「このチラシ、どっちが目立つ?」

僕は反射的に水色を指しました。

 

次に、

「どっちが高性能って感じがする?」

反射的にグレーを指しました。

 

家に帰る途中、なぜ自分はすぐにそれを選んだのか考えてみようと思ったのです。

 

整理をしますと、まず、どちらが目立つに対しては水色を選びました。

 

これは単純に刺激をより感じ、目線がいったからです。

 

これは、色の三属性でいえば、彩度(色味の鮮やかさの度合い)が高かったからだと思います。

 

水色も鮮やかさを下げれば、グレーに近づきますし、その意味でも水色が上位に感じました。

 

【実感】水色はグレーよりも彩度が高く、目立った

 

 

問題は次です。

高性能な色・・・

 

しかし、僕はあまり迷わずグレーを選びました。

これについて考えていきます。

 

高性能という言葉を聞いて直感的に想像したのが未来の街や飛んでいそうな乗り物です。そのイメージの色のシルバーとグレーが近かったというのが理由だと思います。

 

もう少し考えてみると、性能という言葉は自然物よりは人工物に対して扱われるものです。

 

水色は空や海など、自然のものを連想させる色だと思いますが、

グレーは色のついていない無機質さを連想でき、人工物と結びついたのだと思います。

 

【実感】グレーは水色よりも人工物を連想させ、高性能な感じがした

 

上はあくまで僕の意見です。

 

色はただの光の感じ方だ~!と言われたらそれまでかもしれませんし、

人によっても全然違うかもしれませんよね。

 

ただ、より多くの人が共通して見て経験しているであろう物からヒントを得ようとすることは失敗を少なくすることに繋がると思いますし、

自分がなぜそれを選ぶか、なぜいいと思うかを言葉にすることも役立つと思います。

 

あ、もちろん、人に聞いてみるのもすばらしいです。

 

今日はこんなところでしょうか。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

またお会いしましょう。

 

 

atsumo

理工系の学部を卒業し、メーカーの生産技術職を経てデザインの道に進みました。僕と同じような人がデザイナーやクリエイターを目指したり制作活動をすることの力になりたいと思っています。
デザイン全般のお仕事もお待ちしています。

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