色は三属性と呼ばれる「色相」「明度」「彩度」という要素から構成されていて、全ての色がこの属性を持っています。
今回は、その中の「彩度」についてまとめてみたいと思います。
彩度とは
彩度(Chroma)は、色の三属性(色相、明度、彩度)の一つで、あざやかさに関係する要素です。
明度と彩度は相互に関連しており、最も明度が低いときは彩度も低く、明度を上げていくと途中で彩度は最大になり、さらに明度を上げると彩度は再び下がっていきます。
彩度と印象
彩度が上限に近づくにつれてあざやかな印象に、下限に近づくにつれて鈍い印象になります。
彩度の扱い方
アメリカの画家マンセルによるマンセルシステムにおける彩度では、色相・明度が一定の配列において色味のない無彩色を0とし、
色味のさえ方の度合いの増加にしたがって1、2、3、4・・・・・のように次第に増すように設定し、「/1」「/2」「/3」というように表します。
彩度には限度がありますが、限度は色相によって異なります。
5Rでは14、5BGでは8のように、かなりの差があります。
この方法による色の表示は、色相・明度・彩度の順で、
例えば色相5Y、明度8、彩度14ならば、5Y8/14と表します。
また、白・黒・グレーの無彩色は明度を示す数字にNを付加して、例えばN〇というように表します。
他の属性について
色相についてはこちらにまとめています。
明度についてはこちらにまとめています。