こんにちは、atsumoです。
今回のテーマは「線」。
線の種類や効果についてまとめてみたいと思います。
それでは行ってみましょう。
線について
「線」について、あまり考えたことがない人も多いのではないでしょうか。
無意識でも引けるほど身近過ぎますものね。
デザインを考えるうえで線というものは最も基本的な要素であるといえるでしょう。
今回は、知っているようで知らない線について深堀りしていきます。
線はある地点からある地点へ手を動かすことで引くことができます。
線を引く道具はペンだったり、マウスだったり、指だったり。
この単純な線を利用することによって、2つの要素どうしを隔てて、整理することができます。
他には、1つの線で2つの事物を結び付け、関連付けることもできます。
要素に対する線の向きによって効果が違ってくるなんて面白いと思いませんか?
線は、既に存在する他の情報を補足し、人の理解を助けることができます。
線の使い方はこれだけではありません。
一本の線の終点を始点にしてもう一本線を引き、さらにその線の終点と一本目の線の始点を結ぶ線を引くことでと三つの辺をもつ閉じた図形を作ることができます。
ややこしく表現していますが、これが三角形です。
二本目と三本目の間の線を増やしていくことで五角形、六角形としていくことができます。
先ほどから当たり前のことを言っていますね。いったんこの辺にしておきましょう。
図形についてはこちらの記事で詳しく紹介します。
線の種類と用途
線の種類?と聞いて疑問に思うかもしれません。
実際にペンを持って引く線は、ほぼ一種類ではないかと思います。
始めはこの線、「実線」です。
実線は切れ目のない線で、最もノーマルな線です。
基本的には特に用途の制限などはないでしょう。
次は「破線」です。
破線は一定間隔で途切れている線のことです。
破線の用途としては、あるものの軌跡の表現、縫い目や切り取り線の表現などがあると思います。
線の下地も見せつつ要素を区切ることにも使えます。
共通する点を挙げれば、見る人の想像力で線を補完させているということでしょうか。
破線はもしかしたら人間だけに理解できる線なのかもしれませんね。
線の引き方
続いて、線の形状の違いと与える印象について考えてみましょう。
線の形状を決定付ける属性としてはまず「太さ」があります。
細い線は文字通り繊細な印象を、太い線は力強い印象を与えます。
一本の線の中でも太さを変化させることで動きや速度を付加することができます。
例えば、始点や終点のみを細くすることで先のとがったもので刻んだような線になります。
また、太い線は細い線に比べより目に入りやすいため、注目を得たい部分に用いることで簡易的にその効果を発揮することができます。
曲線の場合においては、「カーブの緩急」も重要です。
ペンで線を引く時を想像してみてください。
勢いよく線を引こうとするほどまっすぐに近い線になり、曲がった線を引くことが難しくなると思います。
他にも、投げられた野球ボールの軌道を想像してみてください。
ゆっくり手から離したボールは勢い良く投げたボールに比べ大きな曲がり方で下に落ちます。
人はこのような経験を無意識にしており、知識を持っています。
これを逆に利用し、線のカーブの緩急によって速度を付加することができます。
まとめ
・線を使うことで既に存在する他の情報を補足し、人の理解を助けることができる
・線の太さを変化させることで動きや速度を付加することができる
・線のカーブの緩急によって速度を付加することができる
ぜひ、効果を狙って一本の線を引いてみてくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。