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クリエイターが知っておきたい「環境」のこと|ものづくりと資源について考えてみる

素材
この記事は約5分で読めます。

こんにちは、アツシです。

 

今回は、クリエイターとして避けて通れないテーマ。

 

僕たちは日々「ものを作る」という行為をしていますが、
その裏側には必ず 資源の消費廃棄の未来 が存在します。

 

少しだけ真剣な話になるかもしれませんが、
大事なことなので、一緒にゆっくり考えていきたいと思います。

 

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環境を意識する

まずは「資源を消費している」という事実に気づく

何か形あるものを作るとき、
必ず **素材** が必要です。

 

金属、プラスチック、ガラス、木材、紙…。

これらは“買えば手に入る”ものではありますが、 その前には必ず、

– 木が伐採され、
– 鉱物が掘り出され、
– 石油が採取され、
– 大量のエネルギーが使われて加工される。

という「目に見えない工程」が存在しています。

 

さらに、素材が違えば
加工方法も、廃棄方法も、環境負荷もまったく異なります。

 

– 金属 → 削る/溶かす/伸ばす
– プラスチック → 射出成形/熱可塑/燃やすと毒性
– 木材 → 乾燥/割れやすさ/再利用のしやすさ

 

そして、削りカスや端材が大量に発生し、
それらが リサイクルできるか・できないか でも未来は大きく変わります。

 

僕たちクリエイターは、つい“表面や見た目”ばかり考えてしまいがちですが、
その裏にはこうした 資源の重さ があることも忘れないでいたいですね。

 

作っているものを見直してみる

「私たちはゴミを作っている」という厳しい視点も必要

 

少し厳しい話ですが、
ある考え方として、

「人が作る全ての物は、地球にとっては“資源を減らして作られたゴミ”である」

という視点があります。

 

もちろん、僕たちにとって必要な物はたくさんあります。

便利さ、安心、安全性、物の価値…。

それらは否定できません。

 

だけど同時に、

– 壊れやすくすぐ捨てられるもの
– トレンドだけを狙って短命な目的で生まれるもの
– 過剰なパッケージ
– 似た役割の製品が大量に生産され続けること

こうした現実も、ものづくりの裏に確かに存在しています。

 

だからこそ、クリエイターとして意識したいのは、

「これは本当に必要なものだろうか?」
「すぐ捨てられない、長く愛される形にできないか?」

という自問自答です。

 

長く使えるものは美しいし、
長く使われるものは“ゴミになるまでの時間”を伸ばせます。

 

これも立派な環境配慮だと思います。

 

製品のライフサイクルを想像する

つくる前に「終わり方」まで考えるのがプロの視点

 

ものづくりには、
ライフサイクルという考え方があります。

 

– 原料をとる
– 加工する
– 使う
– 壊れる
– 捨てられる or リサイクルされる

 

クリエイターはつい「使う段階」だけをデザインしがちですが、
実は 一番環境に影響を与えやすいのは“前と後” なんです。

 

素材の選定には、

– 再生材かどうか
– リサイクルしやすいか
– 古くなっても部品交換で延命できるか
– 修理前提で作られているか
– 梱包材が過剰でないか

 

こうした「未来のための工夫」がたくさんあるんですよね。

 

デザインとは外観だけの話ではなく、
未来へのエチケットでもある
と改めて思います。

 

企業の方針に目を向ける

購入すること=企業に投票すること

 

企業は、利益と継続を目的とした組織です。

だからこそ、毎年大量の製品が市場に投入されます。

 

その裏では、
“資源を使い続ける仕組みそのもの”が存在しています。

 

だからこそ、僕たちクリエイターが企業に関わるときには、

 

– リサイクル素材を優先する
– 加工しやすい形にする
– 組み立てやすく解体しやすい設計にする
– 過剰なパーツを減らす

 

といった、小さくても確実な選択が積み重ねられます。

 

そして消費者としても、

環境配慮を真剣に行う企業を選択する=その企業を支持する行為

になります。

 

最近ではCSRやESGなど、
企業は環境への取り組みを発信する時代になりました。

 

選ぶ側の僕たちも、その姿勢をしっかり見つめたいですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

僕たちは、自分自身が本当は不要なもの、すぐに役に立たなくなってしまうものを生み出そうとしていないか?

ということを常に自問自答する必要があると思います。

 

将来のことが見据えられた持続可能なものづくりはカッコいいですよ!

 

今回はこの辺で。

 

真剣な内容でしたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

またお会いしましょう。

 

アツシ

理工系の学部を卒業し、メーカーの生産技術職を経てデザインの道に進み、工業デザインとUI・UXデザインを経験しました。僕と同じような人がデザイナーやクリエイターを目指したり制作活動をすることの力になりたいと思っています。

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