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AppleのCMから学ぶクリエイティビティ

デザイン

 

atsumo
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こんにちは、atsumoです。

 

突然ですが、AppleのCMって、ついつい見てしまうと思いませんか?

また、ついつい見ていたら、AppleのCMだった、という経験はありませんか?

 

たくさんのCMがあり、どんどん入れ替わるのに、AppleのCMは毎回印象に残っている気がします。

 

そんな、人を夢中にさせる秘密を探りたい!

というわけで、今回はAppleのCMを分析して、そのおもしろさの秘密を解明したいと思います!

 

それではいってみましょう。

 

 

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AppleのCM「最もパワフルなiPhone」のすごい点

今回の題材はこちら!

 

1ヶ月前に公開されている、iPhone12のプロモーションのための30秒の動画です。

それでは早速みていきましょう。

 

 

製品だけを圧倒的に目立たせている

時間:0:00〜0:15

光輝くものは印象的でかっこよく眼に映りますよね。

黒の背景を使用し、余計なところに目を向けさせず、製品だけに注目させることで、その効果を高めています。

 

さらに、見逃しがちなのですが、製品の動きにも注目すべきです。

なめらかかつ、緩急のある動かし方をしており、カットの切り替えもメリハリをうみカッコいいです。

 

 

音に合わせて画面の中に波を走らせる

時間:0:03〜0:04

「ボンボン」「ボン」の音に合わせて、iPhoneの画面の波のようなものが動くのがわかります。

 

 

光を波打つように反射させている

時間:0:05〜0:09

一度だけキラリとするのではなく、波のように連続的に通り過ぎる映像は美しいです。

発光源を複数用意するというのもいいですね。

 

 

音に合わせて光らせる

時間:0:09, 0:11

ジャン!という曲中の特徴的なサウンドのタイミングで、画面が明るくなったり、キラリと光ります。

ただ別々に用意した映像と曲を同時に流しているのではなく、リンクさせていることがわかります。

特徴的なシーンとサウンドを組み合わせているので、それは強力に印象に残りますよね。

 

 

印象的なシーン(スワイプで衝撃派)

時間:0:16

今回のcmで最もインパクトのあるシーンではないでしょうか。

実際のスマホ画面をスワイプしても、画面の奥が動くのみであるのに対して、現実の世界に衝撃が走る。

これはまさに、誰もまだやっていない、自由で独創的な表現ですよね。

 

上の反射光もですが、「波」が今回のキーワードなのかも知れないですね。

 

 

映像に合わせて曲の雰囲気を変える

時間:0:16〜

0:16の衝撃波が走るのと同時に、曲のビートが激しくなり、雰囲気が変わります。

通常、一つの曲をそのまま通して使いますが、このように内容とリンクさせて変化をつけるというのも全然できますね。

 

 

一瞬無音にする

時間:0:17

ここで「ハイッ」の後一瞬ですが無音になります。なんともカッコいいですね〜。

日本の曲を使ったcmだとなかなか無い表現なので、耳で聞いているだけでも「ん?」となるほどの特徴があると思います。

 

 

さまざまなカットで見せる衝撃派

時間:0:16〜0:24

この短い時間で、9回もカットが変わっています。

なかなか見る機会のない衝撃波を、あらゆる角度と場所で見せてもらえて、嬉しいに決まっています!

 

衝撃波が通過する際はコップが落ち、書類が舞い、落ち葉が跳ね、木がしなります。

表現が多彩で、何度もじっくり見たくなります。

 

 

楽しそうな子どもを映す

時間:0:23あたり

ブランコで遊んでいる少女の笑い声と笑顔が流れるシーンです。

やはり子どもが登場するとポジティブで明るい印象も受けますね。

 

カッコよく、決まりまくっている中でのこのワンシーンの役割は思うより大きい気がします。

 

 

文字だけを表示する

時間:0:25

黒背景の上に白い文字の画面に切り替わります。

メリハリがあり、ハッとするとともに、自然とその文字を読んでいます。

 

Appleは伝えたいメッセージを真っ直ぐ伝える方法

 

 

製品が中央に吸い込まれる

時間:0:28

展開されたiPhoneが、シュッと中央に吸い込まれていきます。

 

すると、「こんにちは5G」という文字がまた黒白で浮かんできます。

 

 

Appleのアイコンからも波が走る

時間:0:29

黒背景の上の白いAppleのアイコンからも、これまでの印象に共通する波が走ります。

ただアイコンを表示するだけでなく、これまでのストーリーとの関連性を持たせています。

過去の使い回しをせず、ここでも一貫性を感じさせるあたり、最後まで終わっていないのだと感じさせられます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

30秒のムービーなのですがたくさんのユニークなポイントがありました。

 

通して見てみると、始まりからの15秒間はバッグの中でのできごと。

16秒でカバンから取り出し、スワイプすると抑えられていた衝撃が解放され、周囲に走り抜けていく。

それほどのインパクトとパワフルさを持っている製品である!ということを伝えているのですね。

 

一貫して「波」が登場し、根本にこうした構想がまずあったことが想像できますね。

一貫性の重要さも再確認できました。

 

 

今回のポイントをまとめてみますと、

・製品だけを圧倒的に目立たせている

・音に合わせて画面の中に波を走らせる

・光を波打つように反射させている

・音に合わせて光らせる

・印象的なシーン(スワイプで衝撃派)

・映像に合わせて曲の雰囲気を変える

・一瞬無音にする

・さまざまなカットで見せる衝撃波

・楽しそうな子どもを映す

・文字だけを表示する

・製品が中央に吸い込まれる

・Appleのアイコンからも波が走る

となります。

 

 

みなさんもぜひ参考にしてみてくださいね。

 

評判がよければまた他の題材についても分析したいと思います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

 

またお会いしましょう。

 

 

 

atsumo

理工系の学部を卒業し、メーカーの生産技術職を経てデザインの道に進みました。僕と同じような人がデザイナーやクリエイターを目指したり制作活動をすることの力になりたいと思っています。
デザイン全般のお仕事もお待ちしています。

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