今回は、商品紹介において使われるワード、キャッチコピーを、メーカーのホームページから調査してみたいと思います。
それではいってみましょう。
キャッチコピーについて
キャッチコピーとは、商品や作品の告知や宣伝の際に用いられる謳い文句のことです。
コピーには写しのほかに原稿という意味があります。
一文、一行のものから、数行にわたるものまで存在します。
商品の売れ行きに大きく関わるもので、重要視されます。
Appleの商品キャッチコピー
まずはAppleから。
Appleは、ユニークな言葉やクスリとくる洒落や比喩を組み合わせて、短いながらも心に響くキャッチーなフレーズを作ることがとても上手です。
iPhone 12
飛ぶように、次の次元へ。
前回の製品から大きく進歩したことへの期待が持てる一文です。
商品のページの中で最も一番上にくるフレーズですので、とても重要な一文という位置づけでしょう。
ガラスより、一枚上です。
iPhoneのタッチパネルに使われているガラスは一枚、二枚と数えます。
また、相手に対して優れている、勝っていることを「一枚上手」といいます。
「枚」がかかっていて、スッと頭に入りつつもものとして優れていることもわかります。
医療に使われるレベルのステンレススチール。
医療に使われるレベルといえば、宇宙用のものと並びどんなものにしても高性能なイメージがあります。
そんなレベルのステンレススチールと聞けば、どうすごいのかわからなくてもインパクトを感じます。
4つの輝きで仕上げました。
カラーバリエーションを紹介する部分のコピーなのですが、単純に「4色」とするのではなく「4つの輝き」としているところに、静かな驚きました。
確かに製品は輝いています。
ライバルは、一つ前のiPhoneのチップだけ。
チップについてのいろいろは、一般ユーザーはわからないと思います。
しかし、この文章はそんな人たちにも素晴らしさを伝えられる一文だと思います。
へえー、ライバルは前のiPhoneのチップ「だけ」なんだ。じゃあ、前のiPhoneも十分すごいし、でもやっぱり今のiPhoneが一番なんだ!
という考えを頭の中でうむことができます。さりげなく前回のiPhoneもPRしている点も素晴らしいです。
ナイトモードの新しい夜明けです。
ナイトモードの進歩を、ナイト(夜)にかけて夜明けと表現しています。気持ちいい。
カラーの数が60倍。あざやかさは無限大。
カラーの数がどれだけ増えたかを数字で簡潔に示したのち、鮮やかさというイメージの難しい部分については無限大と表現していることがよいと思います。
「バイ」と「ダイ」で韻を踏んでいるところもニクいですね。
どんな一夜も、映画のワンシーンに。
夜。写真を撮る。といえば、それは胸をうつ美しい夜景や大切なディナーの場であることが自然に想像できます。
そんな時間を映画のワンシーンのように撮ることができたら・・・
とうっとりしてしまいます。
ピクセルがエッジからあふれそう。
ピクセル(pixel)とは、ディスプレイを持つコンピューターにおいて画像を表現する(=色を出す)最小単位のことです。
画素ともいい、高画素なディスプレイほどより実物に近く美しく表示することができます。
このフレーズでは、ピクセルがとても多くて、それは画面のふちからこぼれ落ちるくらいだということを伝えています。
とても美しい映像が見られそうです。
新しい発想を箱に詰めました。
これは、今までのiPhoneとは異なり、電源アダプタの同梱をしていません。また、これによりパッケージを小型化できるということを、新しい発想として、ものに替わりパッケージングしたということを伝えるコピーです。
AirPods Max
映画館のような音であなたを包みこむ、空間オーディオ
この上なくフィットする、美しいデザイン
私たちはオーバーイヤーヘッドフォンをもう一度発明しました。
ステンレススチールフレームは柔らかい手触りの素材で覆われ、強度、フィット感、快適さが驚くほど調和しています。
一日中つけていてもイヤークッションがぴったりフィットし、ずれません。
酸化皮膜処理した美しいアルミニウムカップ
画期的なメカニズムを備えています。
音を楽しみながら枕のような柔らかさを感じられます。
どんな音色にも似合う5つのカラー。
緻密なシンプルさ。
HomePod
新しい音と暮らそう。
パワフルな音。ミニマルな姿。
壁から壁。天井から床。部屋中が音に包まれる。
音楽を知り尽くしたコンシェルジュ。
6000万曲の楽しさをボリュームアップ。
賢いアシスタントが住んでいます。
部屋を思いのままに操る方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
企業のキャッチコピーを参考に、印象に残るキャッチコピーを考えたいですね。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。