こんにちは、atsumoです。
今回のテーマは「流線型」。
このワードを聞いて、形をイメージすることはできますか?
わかるような、わからないような感じがするかもしれませんね。
というわけで今回は、流線型の効果について考えてまとめてみたいと思います。
よろしくお願いします。
流線形とは
流線形は、物体や建造物などのデザインにおいて、流れるような曲線や滑らかな形状を特徴とする形状です。
空気や水の抵抗を小さくする目的で用いられることもあり、動きや速度、流体の流れを連想させます。
歴史としては、1930年〜1940年代のアメリカで隆盛を極め、ほとんどの工業製品に取り入れられたそうですが、
現在も様々な製品や建築物のデザインに影響を与えています。
流線形の効果
それでは、次に流線形の効果をチェックしましょう。
速度や動きを協調する
流線形のデザインには、直線や角ばった形状ではなく曲線や円弧を用いるのですが、
これによって速度や動きの印象がもたらされ、物体が静止していても動きを感じさせます。
自動車や飛行機、建築物などにおいても、速度や動きを強調するのによく使用されていることがわかると思います。
効率性や機能性を象徴する
流線形は、効率性や機能性を象徴します。
自動車や航空機などは流線形で作られ印象的ですが、性能としても利点があります。
流体力学の原理に基づいて設計された曲線形状は、車体・機体に当たる空気や水を受け流し、抵抗が抑えられるためスピードと安定性が増し、その結果燃費性能なども向上します。
未来的な印象をもつ
流線形を取り入れたデザインは、未来的で先進的な印象を与えます。
いかにもというような、角ばっていたり部品がたくさんついているメカも魅力的なのですが、
流れるフォルムを持つメカは、デザイン力の高さやその実現性の難しさから未来感があって、刺激的でかっこいいですよね。
美的な魅力をもつ
流線形のデザインは見た目の美しさも特徴で、観察していたくなるような視覚的な楽しみをもたらします。
流れるような連続した曲線で構成され、反射する光も途切れることがなく表面を走るため、艶やかさがもたらされます。
つやがあることは美しさを感じる要因の一つでしょう。
また、流線形で構成された物体は視覚的にも違和感のない形になると思います。
自然界で目にするものには直線というものはほとんど含まれませんからね。
さらに曲線で構成されるということは、ハリやそれに対するくぼみを持つなど、一つの線が全体に影響を与える中でバランスを保って存在するということ。
バランスが保たれているので、物体として存在する違和感が抑えられるのだと思います。
まとめ
流線形の魅力、お伝えできたでしょうか。
こうして利点をあげてみると、かつての取り組みのように、全てのものを流線形にすればいいんじゃないかと思いかけます。
しかし、実際何かの形を考えるときはどんな形にしたいかより前に、
どこに存在し、どのように存在すべきかを見つめることが、説得力のある形にする秘訣だと思います。
そういう意味でも、目に見えない空気などの動きを見て作られた流線形というものはすごいと思いますし、惹かれます。
今回はこの辺で。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
またお会いしましょう。