こんにちは、atsumoです。
今回のテーマは「形の対称性」。
形の特徴を表す対称性の種類としては左右対称と左右非対称があります。
今回は、この対称性の特徴について考え、まとめてみます。
左右対象
左右対象は、シンメトリーとも言われます。
形状としてはその名の通り、左右が同じ形。
中央で2分割する線の右と左の形状が鏡合わせのように同じになります。
ここで僕たちの周りのものを見てみましょう。
自動車、椅子、炊飯器など、工業製品の多くは左右対象の形をしていますね。
左右対象の特徴
この左右対象なものの特徴として、
安心感を与えることができる
と考えます。
自然界の動物は、ほとんどが左右対象の形をしています。
また、人は左右対象な顔により美しさを感じるといいます。
自然界において完全な左右対象は、その物が健康なことを表しており、受け手の安心感に繋がると考えられます。
また、形が理解しやすい
ということがあると思います。
当然かもしれませんが、片側だけを見るだけでおおよそ全体を把握できるので、存在を受け入れやすいと思います。
これは、上の安心感にも繋がる気もします。
また、象徴的な印象を与えることで視線を得やすいということがあります。
人は左右対象なものに対しては自然に正面を向いていると認識します。人の顔もそうですよね。
これと関連して、威厳を感じさせるという効果もあります。
世界の歴史的な建造物にはこの効果をねらって左右対象に造られたものが多いそうです。
形としての安定性があることも上のような効果に繋がっているのだと思います。
左右非対称
左右非対称は、アシンメトリーとも呼ばれます。
左右対象でない形はこれに該当します。
こちらの特徴についてもまとめます。
左右非対称の特徴
左右非対称なものの特徴としては、
より観察させることができる
ということがあると思います。
形を把握しやすい左右対象とは逆に一見形が把握しづらく、工夫がなされている可能性を感じられるため、観察する人の視線をより長く間留めることができるでしょう。
また、独自性のあるものになる
と考えます。
左右対象なものが多い中で、あえて左右非対称のものにすることで工夫できるポイントが多くなります。
細部までこだわって完成度を上げられれば、簡単には真似できないユニークなデザインができるでしょう。
まとめ
二つの効果を考えてみると、左右対象のほうが強い効果があると考えます。
なぜなら、左右非対称のものは、実際の形状が魅力的かどうかで良し悪しが決まると思うためです。
人の印象に残したり、覚えてもらうにあたって左右対象はとても有効だと思います。
基本的に、ベースの形状は左右対象にし、それに付随する細かな要素を左右対称と非対称のどちらに配置するかを検討する方法が良いのではないかと思います。
いかがでしたでしょうか。
皆さんはどちらが好みですか?
僕はなんだかんだ対称性のないものに興味を惹かれる気がします。
νガンダムのファンネルとか、わかる人にはわかるはず笑
皆さんも何か形を考える際は上のポイントを思い出してみてくださいね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
それではまたお会いしましょう。