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「次元」についてとサイト名の由来

かたち

 

こんにちは、atsumoです。

今回考えるのは「次元」について。

特に「二次元」にフォーカスを当てていきます。

 

僕たちは三次元空間に存在していますが、絵は二次元の平面上に描かれるものです。

 

目の前のりんごは手に取ることができますが、絵の中のりんごは手に取ることができません。

 

それでは、手に取ることができない二次元は不自由な世界なのでしょうか。

 

今回はこの内容について深く考え、まとめてみたいと思います。

よろしくお願いします。

 

 

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二次元と三次元について

はじめに、二次元と三次元のおさらいです。

 

二次元とは次元が2の空間を指し、

そこに存在するものは「長さ」と「幅」などのように2つの軸からなるものです。

 

一方、三次元とは次元が3の空間を指し、

そこに存在するものは「高さ」「横幅」「奥行き」のように3つの軸からなるものです。

 

僕たちは、自身のからだを見てもわかるように、高さ、幅、奥行きがある三次元のかたちを持った存在だといえます。

 

うーん、こう考えると難しい。

 

そして、僕たちが使う道具や身につけるもの、食べ物、他の生き物も全て三次元のかたちを持った存在です。

 

では三次元には三次元のものしか存在しないのかというと、

二次元のものも概念的に存在しますよね。

 

それは、紙や砂の上に描いた図形や絵など。

これには長さと幅はあっても、奥行きを追加して手に取ることはできません。

 

これが二次元の性質だと言えますね。

 

 

二次元は不自由か

先述のように、かたちはあっても手に持ったりできない二次元のもの。

 

はじめの疑問に戻りますが、

これは実際に触れることのできる三次元のものよりも不自由で不完全なものだと思いますか?

 

・・・

僕は、全くそうではないと思います。

むしろ、二次元はすごいんです。

 

もちろん、三次元のものならではの利点もあるのですが、

二次元はすごいんです。(二度目)

 

それでは、理由を説明していきますね。

 

 

二次元のすごさ

複数の可能性を持つ

絵として描いている以上、実在する物体と比べると、奥行きの1次元が抜け落ちてしまっているように思えます。

 

例えばこちら

 

3次元の球を表現したとしても、

画面に垂直な奥行き方向の量が存在しないので、ただの円になってしまいます。

 

この点だけを考えると、情報量が減ってしまって正確に伝えることができないということが起きています。

 

しかし、逆にこの円だけが差し出されたとき、何と捉えることができるでしょうか。

・・・

・円状の線

・輪ゴム

・円いシール

・球

・コイン

・円柱

・円錐

・前面が円形の円柱以外の立体

・・・

 

これらのどれかなのではないかと想像することができると思います。

 

目の前に実在しないことで、触れられず目に見える情報も限定される一方、想像できる余地が広くなっているのです。

 

これって、おもしろいことだと思いませんか?

 

もちろん、三次元の立体物も目に見える部分が全てではないとは思いますが、

確定している情報が多いぶん、想像の余地は狭くなっています。

 

 

もう一つのすごさ。それは、

場所や道具を使わずに作ることができる

ということです。

 

三次元のものと二次元のもの。

作るときに必要なものに非常に大きな差があります。

 

二次元のものは最低限紙とペン、

いいえ、指と地面でも表現することができます。

 

一方、三次元のものは素材や加工のための道具、場合によっては二次元の設計図などが必要です。

 

できあがったものを飾ったり、管理に必要なスペースの差も歴然です。

 

コンピューターの中で3DのCGを作ることもできますが、機材が必要ですし、直感的な操作ができるかというとまだ難しいところです。

 

このように、私たちは二次元の世界においては、限られた準備物で限りない表現を生み出すことができるのです。

 

(・・・うまくまとまった!)

 

 

まとめ -サイト名の由来など

いかがでしたでしょうか。

二次元は、僕たちの想像を最大限に膨らませられる次元だと考えることもできると思うのです。

 

ちなみにですが、先述の円の例のように、

考え方・見方を変えることによって新しく見えてくるものがある

ということがこのサイトの名前の意味なのです。

 

僕たちが普段目で見たり、認識できているものは全て、ただの一側面に過ぎないかもしれません。

 

 

また、ふと思ったのですが、

子どもの頃って誰しもが絵を描きますよね。

紙に自由に描いたり、壁に落書きをしたり。

 

子どもの頃しか絵を描かなかったという人もいるんじゃないでしょうか。

 

考え方によっては、子どもたちって、自由に無限の可能性を描いているんだなと思えてきませんか?

 

 

今回はこんなところ!

 

最後まで読んでくださってありがとうございました。

またお会いしましょう。

 

 

atsumo

理工系の学部を卒業し、メーカーの生産技術職を経てデザインの道に進みました。僕と同じような人がデザイナーやクリエイターを目指したり制作活動をすることの力になりたいと思っています。
デザイン全般のお仕事もお待ちしています。

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