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「わびさび」について考えてみました。

 

こんにちは、atsumoです。

 

「わびさび」という言葉、

テレビなどを通して海外でも注目され、知ってる人が多い印象があります。

 

しかし、日本人としても聞いたことはあっても、意味まではわからない。

そんな人が多いのではないでしょうか。

 

今回は、わびさびについて一緒に考えてみませんか?

それではいってみましょう。

 

 

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わびさびについて

まずは、簡単に意味を紹介します。

 

わびさびは、詫(び)と寂(び)という2語を組み合わせた言葉で、

詫びは

「貧粗・不足の中に心の充足を見出そうとする意識」

 

寂びは

「閑寂さのなかに、奥深いものや豊かなものがおのずと感じられる美しさ」

と説明されます。

 

貧粗とは、貧しくて質が良くないものということでしょう。

 

こうしてみるとやはり、一言で表したり理解することが難しい言葉ですね。

 

次に、それぞれより詳しくまとめ、解釈をしていきます。

 

 

わびについて

本来、侘とはいとうべき心身の状態を表すことばが、

いとうべき不十分なあり方に美が見出されるようになり、不足の美を表現する新しい美意識へと変化していったとのことです。

(いとうというのは、嫌って避ける、嫌がるという意味)

 

詫びは、不足の美。100%の物ではなく、不足している物に対して、心が動くことで感じる美のようですね。

 

 

さびについて

本来は、時間の経過によって劣化した様子を意味しているようです。

 

以前、こちらの味を感じるものについての記事でお話ししたように、

「見たり触れたりして時間の経過を感じられるもの」

ということでまさに共通していますね。

 

また、文字通り、静けさや寂しさの中に美を見出すという意味があります。

 

 

わびさびについての僕の解釈

一汁一菜や腹八分目という言葉があるように、日本には満ち満ちているものではなく、完全ではないもののほうがかえって良いといった考えがあるように思います。

 

十分ではなく、豊かではなく、欠けているものがあるからこそ意識できることがある。

そして、そこを埋めるように想像力や感情が生まれ、そのとき心が動くのではないでしょうか。

 

人生を考えても、何かが足りない状況だからこそ、何とか苦難を乗り越えようと励んだり、時には受け入れるという奮闘があり、

その姿こそが美しい姿なのだと思います。

 

また、年老いた人は一見か弱く見えもしますが、内面は様々な苦労を経て経験を積んできたことにより磨きがかかっていて、精神力が強く鍛えられていることが多いと思います。

 

物や自然を昔から大切にしてきた日本人は、それらからも生き様のようなものを感じ取って、心を動かしてきたのではないでしょうか。

 

「わびさび」

 

みなさんは、自分の中で解釈できましたでしょうか。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

わびさびは、日本の地域、時代、言語、思想などの特性を背景に生まれた考えです。

僕には説明するのがまだ難しいテーマだったようにも思えますが、日々考え、更新していきたいと思います。

 

わびさびを感じる物を作るということは、言葉にするのも難しい繊細な感情をあたえ、心を動かす形を作るということなので、とても高度なことだと思いますが、

日本特有の美意識ということで、大事に残していきたいですね。

 

今日はここまでにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

それではまたお会いしましょう。

 

 

atsumo

理工系の学部を卒業し、メーカーの生産技術職を経てデザインの道に進みました。僕と同じような人がデザイナーやクリエイターを目指したり制作活動をすることの力になりたいと思っています。
デザイン全般のお仕事もお待ちしています。

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